2022年11月28日に、ウェブにて令和4年度他職種連携事業講演会(東京都杉並区歯科医師会主催)として、「食支援における他職種連携 ー食べるを支える、食べられないを支えるー」と題したセミナーが行われ、院長およびスタッフ1名が参加しました。講師は日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニックの菊谷武先生でした。
口腔機能の低下というと、一般的には誤嚥(食べ物が間違って気管に入ってしまうこと)を思い浮かべると思います。これは、タイミングよくものを飲み込めなかったり、力強く飲み込めなかったりすることが原因で、さらに反射が衰えると咳き込めなくなってしまいます。これらを解決するためには、訓練を通した治療的アプローチ、食べ物の形態や姿勢を調整する代償的アプローチ、調理技術や地域支援を通じた環境改善的アプローチの計3つがあります。患者さんごとにこの3つのアプローチを上手に組み合わせることで、食支援が成り立つとのご説明でした。また、地域支援や他職種連携がとても重要になるとの解説がありました。
川勝歯科医院では訪問歯科については杉並区歯科保健医療センターをご紹介することがあります。一般の歯科診療所の受診が困難な場合はご相談ください。