12月19日に、日本橋ライフサイエンスビルディング(東京都中央区)にて「奇跡のコラボレーションが生み出すヘルスケア革命」と題したセミナーイベントが行われ、参加いたしました。
本セミナーでは、国立がん研究センター東病院、LINK-J、22CEMITの共催で、国立がん研究センター東病院消化器内科医長の吉野隆之氏、横浜市立大学医学部教授でデータサイエンティストの山中竹春氏により講演がありました。
AIとビッグデータを用いた遺伝子検査(リキッドバイオプシー)で、従来よりも各段に早くて正確ながん診断が可能になる実例のお話から、日本の人口動態と今後のライフサイエンス事業のあり方、スタートアップの可能性のお話まで、日本から世界に向かって発信する研究・事業が紹介されました。
また、医療には予防、診断、治療、介護がありますが、AIやビッグデータをどこに活かすのか、が分かりやすく示されました。日本ではAI・ビッグデータというと画像診断による病気の早期発見、というイメージが強いと思います。しかし現場でのニーズはまだまだあり、多くのシーズが眠っています。産学官で協働し、世界に先駆けて社会実装を実現する継続的な取り組みが重要であることが、セミナー全体を通して伝わってきました。