2020年1月31日に、東北大学大学院歯学研究科(宮城県仙台市)にてインターフェイス口腔健康科学学術フォーラムが開催され、澤田デンタルオフィス(東京都新宿区)の澤田則宏先生の講演に参加いたしました。
会場には学部学生も多く参加され、学術的な内容はもちろん、卒後の歯科医師像として歯内療法専門医という選択肢に対しても興味が高いことが伺えました。
2020年1月31日に、東北大学大学院歯学研究科(宮城県仙台市)にてインターフェイス口腔健康科学学術フォーラムが開催され、澤田デンタルオフィス(東京都新宿区)の澤田則宏先生の講演に参加いたしました。
会場には学部学生も多く参加され、学術的な内容はもちろん、卒後の歯科医師像として歯内療法専門医という選択肢に対しても興味が高いことが伺えました。
2020年1月29日に、杉並区歯科医師会館にて学術講演会が行われ、参加いたしました。
『噛めないを訴える嚥下障害への対応』として、日本歯科大学附属病院口腔リハビリテーション科の高橋賢晃先生がご講演されました。
1月26日に、秋葉原コンベンションホール(東京都千代田区)にて関東歯内療法学会第19回学術大会・総会が行われ、テーマ講演「再根管治療のここがポイント!根管充填材の除去」の演者として講演いたしました。
やり直しの根の治療である再根管治療は、日本において日常的に行われている歯科治療です。しかし感染除去の前に既存の歯科材料(被せ物や土台、詰めてある歯科材料)を正しく取り除く必要があり、一般的に難易度の高い治療として敬遠される治療でもあります。そのため早い段階で「保存困難」と諦められてしまう事例が少なからずあります。この現状に対して学会主導で歯の保存に取り組んでいくことはとても社会的意義のあることだと思います。
今回ご一緒した田中浩祐先生、吉岡俊彦先生は当院の田中利典と同じく歯内療法専門医としてご活躍されており、計3名の講演で、テーマ講演全体がとてもアカデミックかつクリニカルな内容にまとまりました。お二人の演者と共に学会講演の機会をいただきました関東歯内療法学会に厚く御礼申し上げます。
家族はタバコをやめてほしいと思っている。しかし禁煙にチャレンジしたがダメだった…。禁煙への道のりは本人の意志の強さ次第、と思われがちです。
喫煙は肺がんといった呼吸器系への悪影響のみではありません。口腔がんや咽頭がん、心疾患への悪影響なども指摘されています。また、副流煙には主流煙よりも有害物質がより多く含まれるため、家族の受動喫煙はむしろ喫煙者よりも悪影響が大きくなります。さらに喫煙は歯周病悪化の最大のリスクファクターであり、他にも口臭や歯の着色、といったお口の問題にも影響します。このような医学的な悪影響については、皆さん既にご存知なことばかりではないでしょうか。
現代医学では、喫煙には心理的依存と身体的依存があるとされています。前者は「食後の一服」といった具合に習慣化してしまったもの、後者はニコチンに対する薬物依存という状態です。このニコチン依存という観点から、2006年よりニコチン置換療法を用いた禁煙治療が保険適用となりました(保険適用となるにはニコチン依存症のスクリーニングテストなど条件を満たす必要があります)。
川勝歯科医院では、歯科治療が済んだ後も予防メインテナンスで定期的に通院いただく予防型歯科医療に取り組んでいます。このたび、近隣の医療機関の禁煙外来と医療連携することで、禁煙にチャレンジする方を積極的かつ持続的に支援していく体制づくりを構築いたしました。
そろそろタバコをやめたいな、でも自分一人ではムリかも、という方に禁煙外来をご紹介し、担当医師、看護師とともに当院の歯科医師、歯科衛生士も一緒になってサポートしてまいります。「身体に悪いと分かっていてもやめられない」。そういうもどかしさを乗り越え、ご自身の毎日を気持ちよくし、さらに周りの人も喜ばせてあげましょう。気になる方は是非ご相談ください。
予防メインテナンス時に行なっている口腔がんスクリーニング検査の評価向上のために、口腔内蛍光観察装置を新たに導入いたしました。
身体に害のない特殊な波長の可視光を当てて専用のフィルター越しに口腔粘膜を観察すると、病変部分が黒く観察できます。この装置を用いることで早期発見や専門外来への紹介をよりスムーズに行なえることが期待できます。
口腔がんはがん全体の1-2%ほどで、10万人に8-9人の発生率と言われています。また、扁平上皮がんと分類されるものが9割以上で、その好発部位は舌です(約6割)。そのほかにも、歯肉や頬粘膜、口蓋や口唇などにもがんは発生します。そのため口腔内を観察する機会の多い歯科医院で発見されることが少なくありません。しかしながら、欧米諸国と比較すると日本の場合進行したステージIVで発見・治療開始に至るケースが多く、国民における口腔がんの認知度の低さやスクリーニング検査の機会が少ない点がメディアや歯科医師会、専門学会でも取り上げられるようになりました。
口腔がんの病状が進行していて原発巣切除や再建手術が行われた場合、咀嚼・嚥下や会話といった口腔機能の低下を伴うことが一般的です。そのため、侵襲が少なく部分切除で済む早期発見・早期治療が極めて重要です。
当院では以前より治療後の予防メインテナンス時に口腔がんスクリーニング検査を行なっておりますが、今回、口腔内蛍光観察装置を導入することでその評価をさらに向上させ、健康をサポートする予防メインテナンスの付加価値をより高めてまいります。