歯周外科処置

歯肉の移植

非外科処置で改善されない歯周組織に対して、外科的にアプローチします。

1. 術前診査

右下のブリッジのふちの一部分に角化歯肉がなく、可動粘膜になっています。このような状態だと歯ブラシが当たりにくく、お口のケアがとても困難です。

2. 移植手術の前準備

問題の部位に歯周外科処置を行います。移植する角化歯肉は上あごから採取します。角化歯肉が必要な面積を決定し、歯茎を開きます。

3. 上あごの歯肉を移植

歯茎を開いた部分に採取した角化歯肉片を移植します。術後は洗口剤と毛先のやわらかい歯ブラシを併用して、お口の環境をきれいに保ってもらいます。

4. 手術後の再評価

術後1ヶ月。移植した歯肉は周囲とすっかりなじみ、ブリッジのふちの部分に十分な角化歯肉ができています。これでメインテナンスしやすくなりました。