医療では、疾患に対する治療と予防メインテナンスがリンクして初めてすばらしい結果が生まれます。
そのためには、皆さんにも協力していただきながら、時に治療を、時に予防を進めていかなくてはなりません。

例えば2型糖尿病。
H1b1cの数値が常に高いままでは多臓器疾患に陥ります。そのため医科では処方や注射を行いますが、その薬をただ飲み続ける／注射をうち続ければよい、というわけではありません。
日常生活で気をつけることや、食事や運動など生活習慣の見直しを追加することで、疾患が重度になることを防いでくれます。

歯科でも同じことが言えます。
むし歯だから削る、噛めないから被せる／入れ歯を作る、は歯科医師の仕事ですが、それでおしまい、また何かあったら来てください、では根本的な疾患予防の点で何も問題解決になっていません。

そのため、当院では歯科疾患の予防と管理に重点を置いています。
治療の前に、担当歯科衛生士による口腔ケアのお話をすべての方に行っています。
特に、ブラッシング指導を通じて皆さんには自身による口腔ケアをスキルアップしていただきます。
疾患を治療し予防する当院のチーム医療には、歯科医師、歯科衛生士、そしてホームケアを行っていただく皆さんご自身も含まれているのです。

当院では、専門性の高い歯科医師と歯科衛生士が一緒になって、皆さんの歯と身体、そしてこころが健やかになるよう、お役に立ちたいと思っております。